AI議事録でDXを加速する
2025年7月27日
会議をDXで「資産化」する
従来、会議はその場で議論や意思決定を行うことが目的であり、終了後はそこで交わされた何気ない会話が記録されずに消えてしまうことがほとんどでした。
しかし、こうした何気ない会話の中にこそ、重要なヒントやアイデアが隠れていることがあります。
多くの企業では議事録が作成されておらず、作られたとしても形式的にまとめるだけで、後から再活用されることはほぼありません。
そこで注目されているのが、AIを活用した「会議のDX(デジタルトランスフォーメーション)」です。会議の内容をデジタル資産として蓄積して、ナレッジ(知識資産)として社内で繰り返し活用する取り組みが始まっています。
過去の議事録を検索しやすい形で管理できれば、過去の議論や意思決定の経緯を簡単に追跡・共有できます。
こうして記録を再活用することで、会議は単なる一時的な情報共有の場から、組織の知的資産を生み出す重要なプロセスへと進化します。
新入社員への情報共有、他部署との連携など、多様な場面で価値を発揮します。
経営判断の根拠となる資料としても利用できるようになり、会議自体の意味や価値が大きく変わりつつあります。
会議を効率化するDX
会議のDXで特に注目されているのが、AI議事録ツールを活用した業務効率化です。こうしたツールは会議の音声をリアルタイムで文字起こしし、重要なポイントを自動的に抽出・要約するため、議事録作成の手間や時間を大幅に削減できます。
現在、多くの企業や組織で導入が進んでおり、特にPLAUDやNottaなどのAI議事録ツールが人気を集めています。
「PLAUD」は専用デバイス「PLAUDNOTE」と連携して利用する音声認識型のツールで、録音から要約、翻訳までをボタン一つで完結できます。また、会議の種類や目的に応じて異なるフォーマットで出力できる点も評価されており、社内会議以外にもインタビューや営業記録など幅広い用途で活用する場面もよく見かけるようになってきました。
一方、「Notta」はWebベースで手軽に利用できるツールとして知られており、ZoomやTeamsとの連携や40言語以上への翻訳対応など、グローバル環境での利用にも適しています。議事録の共有はクラウド上で完結するため、メンバー間の情報共有もスムーズになります。
これらのツールを導入することで、議事録作成の自動化だけでなく、議論内容の振り返りや検索性が飛躍的に向上します。会議中に決まったToDoや課題も明確に整理され、次の行動につながりやすくなるため、会議自体の生産性向上にもつながります。
DXは「議事録」から始まる
DX(デジタルトランスフォーメーション)というと、ERPの導入や業務システムの刷新といった大規模なIT改革をイメージしがちですが、実は最初の一歩として効果的なのが、日常的に頻繁に行われる「会議」への取り組みです。
特にAIを活用した議事録の自動作成は導入のハードルが低く、即効性が高いため「DXは議事録から始める」という考え方が企業内で広がり始めています。
議事録は本来、会議での意思決定やアクションプランを明確に記録する重要な役割があります。しかし、多くの組織では議事録作成が後回しになり、担当者に依存した作業になっているのが現状です。
AIツールを導入することで、効率と品質を両立させ、業務の透明性や再現性を向上できます。さらに議事録が蓄積されることで、組織全体のナレッジマネジメントにも役立ちます。
DXの本質は「デジタル技術を活用して業務や組織文化を変革すること」にあります。日常的に行われる会議の情報をAIで収集・整理・活用することができれば、それ自体がDXの成功体験となり、他の部署への波及効果も期待できます。
例えばAI議事録から得られた課題の傾向や会議の時間の使い方などのデータを分析し、マネジメント改善に役立てるなど、活用の可能性は大きく広がっています。
大きな投資をすることなく利用することができますのでまずは試してみましょう。
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