猛暑を逆手にとった来店動機づくり~逆境をチャンスに変える経営のヒント~
2025年8月27日
猛暑で来店が減る現実
ここ数年の夏は「猛暑」という言葉がすっかり当たり前になってきました。
気温35℃を超える日が続き、ニュースでは熱中症搬送者数が毎日のように取り上げられています。
当然のことながら、外に出るのを控える人が増えます。ショッピングモールや繁華街でさえ人通りが減り、汗だくで歩くぐらいなら家で涼んでいたい、という心理が働くわけです。
一方で、コンビニやカフェのように「ちょっと涼みに寄れる場所」には逆に人が集まります。
要は「暑いから外出しない」ではなく、「暑いからこそ行きたくなる場所」があるということ。
この差をうまく理解できれば、販促のチャンスにつなげられます。
猛暑を逆手に取るアイデア事例集
ここからは業種ごとに、実際に使えるアイデアを紹介します。
飲食業
- 気温が35℃を超えたら「かき氷半額」。気温と連動させるとニュース性も出る
- 冷たいスープや、逆に辛い料理など“暑い日にこそ欲しくなる”メニューを打ち出す
- テイクアウトに「冷たいドリンク付き割引セット」を用意して外出客を取り込む
小売業
- 店頭にミスト扇風機を置いて、「まずは涼みに来てください」とアピール
- 「猛暑対策コーナー」をつくり、冷感グッズや飲料をまとめて提案
- 気温が1℃上がるごとに割引率を上げる「猛暑割」で話題性をつくる
サービス業・オフィス
- 来客には無料で冷たいおしぼりやドリンクを用意する
- 商談スペースを「避暑地」として演出し、暑い外回り営業の人に喜ばれる空間を提供
イベント・キャンペーン
- SNS企画「#猛暑チャレンジ」で、写真を投稿した人に特典を渡す
- 商店街や地域イベントと連動し、「打ち水イベント」で人の流れをつくる
成功させるポイント
ここで大切なのは、1回限りのイベントで終わらせないことです。
どんなに盛り上がっても、単発では「楽しかったね」で終わってしまい、次の来店にはつながりにくい。
例えば、
7月は「冷感グッズ体験」
8月は「気温連動キャンペーン」
お盆明けは「避暑カフェ企画」
といったように、時期ごとにバトンを渡すイメージで企画を並べれば、「次はどんな仕掛けだろう」とお客様に期待してもらえます。
また、「来てよかった」と思わせる体験をつくることがリピートの鍵です。
商品やサービスそのものに加え、店に入った瞬間の涼しさ、スタッフの笑顔や気遣いが「また来たい」に直結します。
そして忘れてはいけないのがSNSと口コミ。特に若い世代には「写真映えするアイス」や「気温と連動したポップ」など、“つい投稿したくなる仕掛け”が強力です。
猛暑は経営者にとって確かにリスクですが、同時に強力な販促トリガーにもなります。
「暑いから人が来ない」と嘆くのではなく、「暑いからこそ来たくなる理由」をどう作るか。そこに工夫の余地があります。
大きなコストをかけなくてもできることはたくさんあります。
できるところから試してみて、この夏を逆境ではなくチャンスに変えていきましょう。
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