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Cookie廃止とは?Cookie廃止でどう変わる?各社の対応と方針

2024年11月26日

Webマーケティングの世界において、サードパーティCookieの廃止は大きな転換点となっています。今回は、Cookie廃止の背景と目的から具体的な影響、さらに企業が対応するための戦略について詳しく解説します。

Cookie廃止とは?背景とその目的

サードパーティCookieとは、訪問しているウェブサイト以外のドメインが発行するCookieで、主に広告やトラッキングに利用されます。しかし、これらのCookieはプライバシー侵害のリスクが指摘されており、ユーザーの同意なしに広範囲な追跡が行われることが問題視されてきました。

近年、データ保護規制(例: GDPRやCCPA)の強化やユーザーのプライバシー意識の高まりを受け、ブラウザ各社はサードパーティCookieの廃止に向けた取り組みを加速しています。これにより、プライバシー保護を重視したインターネット利用環境の実現を目指しています。

ブラウザごとのサードパーティCookie廃止状況

各ブラウザは、サードパーティCookie廃止に向けて異なる方針を取っています。

Safari(Apple)

AppleのSafariは、2017年に「Intelligent Tracking Prevention(ITP)」を導入し、サードパーティCookieの利用を段階的に制限してきました。2020年には完全廃止を実現し、プライバシー保護において業界をリードしています。

Appleホームページ

Chrome(Google)

Googleは広告事業の中心に位置しているため、慎重に移行を進めています。当初、2024年にサードパーティCookieを廃止予定でしたが、2025年まで延期しました。現在、代替技術である「Privacy Sandbox」や「Topics API」の開発に注力しています。

Firefox(Mozilla)

Mozilla Firefoxは、トラッキングCookieのブロックを初期設定で有効にしており、ユーザーのプライバシー保護に注力しています。

Microsoft Edge

Microsoft EdgeもサードパーティCookieの廃止に向けた計画を進めています。加えて、トラッカー規制機能を強化しており、ユーザーがプライバシー設定をカスタマイズできる環境を提供しています。

Cookie廃止でマーケティングはどう変わる?影響と課題

影響について

  1. ターゲティング広告の難化サードパーティCookieに依存したターゲティングが利用できなくなるため、ユーザーの関心に基づいた広告配信が困難になります。
  2. コンバージョン計測の複雑化
    サードパーティCookieが廃止されることで、広告の効果測定やアトリビューション分析が難しくなります。
  3. データ収集方法の変化
    ファーストパーティデータやゼロパーティデータの収集が必要となり、ユーザーとの信頼関係が重要になります。
     

課題について

ファーストパーティデータとゼロパーティデータの重要性

Cookie廃止後、マーケティングにおけるデータの主軸は企業が自社で直接収集した顧客データ等のファーストパーティデータとゼロパーティデータへと移行します。

これらのデータを活用することで、Cookieに依存しないマーケティングの実現が可能になります。

Cookie廃止時代のマーケティング戦略:今後の指針

サードパーティCookieの廃止は、多くの企業にとって挑戦であると同時に、プライバシー重視のマーケティングへ移行する大きな機会でもあります。
これからの時代、企業はユーザーとの信頼関係を基盤に、新しいマーケティング手法を築いていく必要があるでしょう。
 

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