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2020年末にAdobe「Flash」終了。今後の対応について。

2019年12月24日

「Flash」はAdobeが開発したホームページ上に動きを与えるGUIの1種です。少ないデータ量で効果的な動作ができる画期的なツールで、その利便性から一気に広まりました。

当時は通信速度も非常に遅く、動画のような多くのデータ量を消費するコンテンツは嫌われる傾向にありましたが、少ないデータ量で効果的な動作ができるFlashは高い人気を博しました。

現在のインターネット利用者のほとんどは光ファイバーなどを利用しており、またWi-Fiの通信速度も非常に高速になっています。
そのため、通信の安定性も高まり、動画やアニメーションGIFなども効果的に利用できるようになったことから、現在ではあまり使用されなくなっているのが実情です。

またインターネット黎明期に開発された技術であることから、現在の状況下ではセキュリティの脆弱性も懸念されており、近年ではあまり使用されなくなっています。
 

Flash終了の要因

Flashが使用されなくなった背景には通信帯域の増加以外とは別に、2つの大きな要因があります。

1つはスマートフォンの普及です。Apple社がiPhoneを開発し世界中に広めて以来、直感的に操作でき、どこでも簡単に利用することができるスマートフォンが全世界で爆発的に普及しました。

そのスマートフォンの先駆者であるiPhoneはFlashに対応しておらず、Flashを利用したコンテンツは正常に表示されませんでした。アクセスの極端な減少はサイトの運営に支障をきたすため、多くのサイトではこれを利用しないコンテンツを制作することが一般的となりました。

そして、2つ目はセキュリティの問題です。iPhoneにFlashを搭載しなかった理由も、この点にあります。今後、インターネット技術の進歩とともに、ハッカーや様々なシステムへの侵入技術も進化すると予測されています。
しかし、Flashはこれに対応できないと考えられたため、現在では多くのサイトがその使用を止めてしまったという実態があります。

すでに主要ブラウザでブロックされているFlash

従来、Flashは非常に重要なコンテンツであったため多くのブラウザでFlashの対応が必須となっていましたが、現在ではほとんどのブラウザでブロックの対象となっており、利用する際の注意喚起が行われることも少なくありません。

現在、世界中でよく利用さていれるGoogle chromeやIE/Edge、Firefoxはすでに標準的な動作を停止させており、アクセスしたサイトにFlashが存在する場合にはこれを動作させる前に注意喚起をしてユーザのアクションを待つなどの対応が行われています。

Flashは、セキュリティ面で様々な問題を抱えていることが少なくありません。特にポート管理の甘さや不必要なポートをオープンさせてしまうなど、セキュリティの脆弱性が指摘されているため、不用意に動作させてしまうと様々なリスクを伴うことが多いのです。
そのため、すでに主要なブラウザではブロックなどの対応がとられているほか、ファイヤーウォールでも標準的にブロックをしていることが多いのが実情です。

Flashを使っているサイトは検索エンジンに無視されるので注意

さらに、2019年からは検索エンジン上でもFlashに対する対策が行われると言われています。

Googleは、2019年からFlashを利用したコンテンツを検索結果から除外することを発表しています。他の検索サイトもこれに追随すると予測されており、Flashを使用している場合には極端にアクセスが減少することが予想され、これを除外しない限りサイトの効果が上がらないといった状況になってしまいます。

また現在、アニメーションを表示する方法として普及しているのがHTML5やCSS3ですが、これらはセキュリティ面での安全性が高いうえにプログラミングもしやすいことから、ますますFlashの必要性がなくなってきています。

インターネット黎明期に、様々な制約がある中で効果的にアニメーションや動画を表現してきたFlashですが、技術の進歩によりその必要性はなくなり、世代交代の波に押される形で収束する方向にあります。そのため、2020年には事実上インターネットの世界から消滅すると考えられています。

 

 今年一年、お役立ちコンテンツをお読みいただき、ありがとうございました。
来年も皆様のお役に立つ情報をどんどん発信していきたいと思っておりますので、来年もお楽しみください。

 

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